出版・刊行物

新着情報

 八鹿高校事件の4カ月後、「『解同』朝田派の暴力から人権と民主主義・教育と自治を守る高知県連絡会」(10団体)が結成された。その後、「人権と民主主義・教育と自治を守る高知県共闘会議」に改称(1984年)。その闘いは高知の人権と民主主義、教育と自治を守るために大きく貢献してきた。本書は、その闘いの記録である。
 同和対策は「格差の解消」に貢献したものの、その過程で行政の歪みや偏向した公教育を生み出してきた。こうした歪みや偏向の是正のとりくみを、当たり前の教育と行政を求める闘いとして、教職員、保護者、地域住民と共に粘り強くとりくんできた。

 はじめに
(1)八鹿高校事件の余波の中で
(2)立ち上がる父母・住民たち
(3)爆発した父母の怒りー大量転校問題ー
(4)県政の歪み是正のたたかい
(5)高知市政の歪み是正のたたかい
(6)司法が断罪した解同の教育介入ー人権侵害事件ー
  一 一ツ橋小学校教育介入・人権侵害事件
  二 朝倉中・澤谷校長過労死裁判の勝利
(7)黒潮町政の歪み是正のたたかい
(8)部落問題をめぐる逆行と迷走
(9)真の人権確立をめざして
(10)県教育委員会の人権教育の問題点(2010年当時)
 おわりに

鎌田 伸一 著者
A5判 120頁 990円(税込み)+送料(1冊ならスマートレター210円)