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【新刊】部落問題解決過程の証言
私自身が市議会議員になろうとしたきっかけの一つは、1980年代から松阪市における部落解放運動、同和行政、同和教育の逆流がひどくなったことです。本書は、それから約40年にわたって展開されきた逆流をゆるさない闘いの記録です。
1990年代から、逆流に抗して「部落解放基本法に反対する」請願の採択といった闘いや、不公平や利権につながる実態を是正して市政を前に進めるなどのとりくみを展開してきました。2014年当時の市長が「歴史的転換」と明言したごとく、「同和利権の逆流」を一掃する流れを作ることができました。現市長も「あと戻りはしない」と明言しています。
第1章 水平社100年の節目に
第2章 3つの附帯決議を現実のものに
第3章 「水平社100年と松阪」から
第4章 「国民融合」攻撃と「糾弾路線」の持ち込み
第5章 二つの道の激突
ー1980年代~1990年代のたたかいー
第6章 くりかえされた教育・保育現場での反共攻撃
第7章 糾弾路線の行き着く先ー松商事件と弓矢裁判ー
第8章 〝闇支配〟の暴露と議会役員選挙での結着
ー合併直前の激突ー
第9章 議会で言ってもらってスッとした
第10章 そして〝歴史的転換へ〟
ー「裏取引」の暴露から「松同推」の崩壊ー
第11章 歴史と教育をまもるー部落史編さん事業を廃止にー
第12章 民主主義の基本をまもる
ー行政のあり方が問われた人権センターー
久松 倫生 著者
A5判 104頁 990円(税込み)+送料(1冊ならスマートレター210円)