2016年10月22~23日
会場 同志社女子大学

全体会
シンポジウム 部落問題解決過程の到達点と課題
       ―『部落問題解決過程の研究』全五巻をめぐって ―

基調報告 梅本哲世(桃山学院大学 )
報告 教育研究の立場から 森田満夫(立教大学)
報告 現状分析・理論研究の立場から 奥山峰夫(部落問題研究所)

歴史分科会(テーマ・『行き倒れ』・貧困とその救済に関する国際比較研究)

マーレン・エーラス(米国・ノースカロライナ大学シャーロット校): 近世大野藩における貧困と救済 
金津日出美(韓国・高麗大学): 植民地朝鮮における「行路病死人」、その状況と対応 
小室輝久(明治大学): 近代イングランドにおける救貧法制と「行き倒れ」の取り扱い 

現状分析・理論分科会(テーマ・部落問題研究所所蔵資料と今日の人権問題)

石倉康次(立命館大学):部落解放運動と三木一平
奥山峰夫(部落問題研究所): 「部落名簿」問題を考える ―「部落地名総監」から
                「復刻・全国部落名簿」まで―
松本聡子(佛教大学非常勤講師): 居住の保障を考える 
                 ―長期入院精神障害者の地域移行をめぐって―

教育分科会(テーマ・一八歳選挙権と政治教育・政治活動)

杉浦真理(立命館宇治中学校・高等学校): 高校生の政治的教養と政治活動
                       ―高校での実践にふれて
澤野重男(広島高校生活平和ゼミナール世話人): 高校生の政治活動の意義と課題
                        ― 平和ゼミナール活動にふれて

思想・文化分科会(テーマ・『破戒』発表110年記念 文芸分野の果たした解決過程)

秦  重雄(大阪府立桜塚高校): 明治以降の部落問題文芸を概観する
川端俊英(同朋大学名誉教授): 『破戒』の今までとこれから

特設分科会 人権と部落問題を語る会

[報告書 紀要『部落問題研究』第221輯]