開催日 2022年8月27日 午後

会場 キャンパスプラザ京都 第一会議室

主催 京都民科歴史部会
   日本史研究会近現代史部会
   部落問題研究所歴史研究会
科研費「奈良県の地域構造変容と部落問題に関する歴史的研究」(研究代表者竹永三男)

参加者 39名 会場参加18人、オンライン参加21人

報告① 大串潤児氏(信州大学):「国民的歴史学運動」論の切実さとは何か?

報告② 田中聡氏(立命館大学):国民的歴史学運動の展開と地域史の共有

司会  原田敬一氏(日本史研究会前代表委員)

応答  高田雅士 氏(一橋大学)

大串さんの報告、田中さんの報告はそれぞれ、国民的歴史学運動、歴史学研究と歴史教育、 家永訴訟支援の取り組み、地域資料の調査・保存・研究など、ご自身の研究に基づいて、  高田さんの著書の課題とその究明の方法と成果を検証されたもので、聴いていて緊張感が  高まるものでした。原田さんにも丁寧・的確な司会をしていただきました。
高田さんには、短い時間に、報告レジュメに一つ々々丁寧に対応した応答メモを準備していただきました。その後のやりとりと併せて、書評会として求められる評者-著者の往復を重ねていくことができたと思います(時間がもっとあれば、さらにと思いましたが)。指摘された問題・質問のそれぞれに、高田さんが真摯に勁く答えられたのも強く印象に残りました。
なお、大串さんの書評報告、高田さんの応答は、『部落問題研究』244輯(2023年2月刊行)に掲載予定です。(竹永三男)